漆芸中島の人気 代表的な箸をご紹介。
漆芸中島にて現在最も人気の製品は、希少な古材を使用した「江戸八角箸」です。これは約50年前から製造を始め、現在の主力製品となっています。箸の特徴は、先端まで八角形に削り上げられた独特のシルエットにあり、これは堅い銘木である唐木が原材料の木材だからこそ可能となる技術なのです。
「江戸八角箸」と「五角箸」は幻青黒檀、本黒檀、紅木紫檀、紫檀、縞黒檀、ビリアンローズ、鉄刀木などの銘木を使って一膳づつ丁寧に手作りしております。
江戸八角箸の製作工程は非常に繊細で、まず木材をある程度の大きさに製材し、薄い斜め板にカットします。次に箸の幅にカットし、削り台に乗せて立ち鉋(かんな)で面取りします。
最後に粗目、中目、細目の順にヤスリをかけ、塗料を施して完成させます。
この一連の工程は、当主中島の長年培った技術によって支えられています。